毎度どうも、れいれいにございます。
今回は四災解禁最初のルールであるS5で僕が使用した構築を紹介していきます。
最終日深夜に突如として組んだ構築ですが可能性はそれなりに感じる手ごたえだったので誰かのパーティ構築等のたたき台にでもなれたらいいなと思います。
・使用構築&レンタルコード
・コンセプト
行動保証を持たせることに特化させストップ&スイープで詰め切ることを目指す。
・構築経緯
今シーズンから厄災ポケモンが解禁され、当然自分でも使うし相手にも使われ改めてこの四災達のデタラメな強さを実感することになった。
そんな四災のうちディンルー・チオンジェン・パオジアンに明確に有利でステルスロックで展開できる「精神力HBコノヨザル」に着目した。
(ちなみにしざよさんの動画で知った)
【上位勢が開拓】上位で増え始めているこの型のコノヨザルが流行ったらパオジアンやディンルーは終わりです…【ポケモンSV】【レンタル】 - YouTube
そしてシーズン中盤~終盤まで使っていたパーティが概ねこんな感じ。
持ち前の耐久力で必ず仕事を果たしてくれるコノヨザル。
持ち物や特性で行動保証を持ち先制技もあるミミッキュ・パオジアン・カイリュー。
高耐久低速サイクル等を崩す呪いミミッキュ・眼鏡イーユイ。
カイリューに後投げできるHB電磁波祟り目サーフゴー
特にコノヨザルがディンルーやパオジアンを倒した後のミミカイリューの制圧力には目覚ましいものがあった。
これで終盤までは結構勝てていたわけだが、終盤の環境の変化についていけず徐々に負けが増え出すことに。
主だった変化と言えば、ブーストエナジーを持った「甘える痛み分けハバタクカミ」・「電磁波を持ったHBサーフゴー」・そのサーフゴー対策の「準速ラム飛行テラバカイリュー」の大量発生だと思う。
特にこれらのポケモンにカモられ続けたコノヨザルとカイリューには限界を感じ、パーティを一新することにした。
ドクガディンルーやニンフイーユイなどいろいろ使いながら順調にレートを溶かしていき、勝てない&構築もない。最終日の状況としては考えうる限り最悪だった。
一度頭の中をクリアにして「前に使っていたパーティで勝てていたときはどのように勝っていたか」を考えた。
一番多い勝ちパターンは数的有利を取った後のミミッキュの呪いで相手の心を折るパターンだと思い、その勝ちパターンに特化したパーティを作る方針にシフトした。
そしてできたパーティがこんな感じ。
前のパーティではコノヨザルをワンパンして強制的に3対2の状態を作られた準速飛行テラバカイリュー。散々やられたからこそ痛いほどわかるその性能。このカイリューを中心に超対面的な構築となった。
ブーストエナジーで行動保証もあり相手の準伝やカイリューのストッパーになれるハバタクカミ。
テツノドクガに隙を見せるポケモンが多いのでそこに投げれるチョッキディンルー。
サーフゴーを抜くとチオンジェンの宿り木をカットできなくなり面倒くさいと思い、イーユイのメガネをサーフゴーに渡し眼鏡サーフゴーを崩し役にした。
これで幾分かマシになったが問題点が2つあった。
1つは初手に来る相手のパオジアン。カイリューのテラバ神速やディンルーのテラバ×2で処理することはできるがそれは「但し怯まなかった場合に限る」という条件がついてしまう。
実際パオジアン入りのパーティとの試合は2回に1回くらいは初手のパオジアンに何もできずにパーティ半壊 みたいな状態に。
そしてもう1つはこのパーティが猛烈に相手のステロ撒きを呼ぶのでカイリューとパオジアンを同時に選出することは実質無理。
そういうステロ撒きに対してアドバンテージを取っていくコンセプトなのにステロで行動保証を失っては本末転倒。
基本はカイリューを選出するのでパオジアンを全く選出できずにいた。
そしてこの2つの問題を踏まえた上でカイリューとパオジアンの型を変更した。
終盤ラムカイリューが流行ったおかげか、最終日ラストスパートにはカイリューに対し電磁波を撃たれなくなっていたので他の持ち物でもいいなと思っていた&パオジアンへの殺意が高まり過ぎてたので隠密マントを持たせ、ゴーストテラスにも対応できるようアクアジェットを採用した。
そしてステロを撒かれても行動保証を保てるように&ブーストエナジーハバタクカミへの解答の1つとしてパオジアンのタスキをスカーフに変更してみたら目に見えて選出のしやすさが上がり活躍もしてくれたのでこの形で構築の完成とした。
・個別紹介
性格:いじっぱり 特性マルチスケイル
実数値(努力値)H167(4) A204(252) B115x D120 S132(252)
キョジオーンを役割対象としない隠密カイリュー。
アーマーガア絡みのサイクルやチオンジェン絡みのサイクル以外はほとんど初手に投げた。アクアジェットのおかげで最速タスキコノヨザルを最小限の被害で突破できたり、死に出しで出てくるミミッキュの皮を剥がせたりでかなり偉かった。
テツノツツミやマリルリみたいなアクジェでは縛り切れないやつもいたためしんそくも外せずアクジェとしんそく両採用という形になった。
この構築は相手視点ブーストエナジーのハバタクカミ以外パオジアンの出し負けがなく高確率で初手に来てくれたのでかなりの数のパオジアンを狩ることができた。
怯まないでくれ!みたいなお祈りもしなくていいので精神的にかなり楽だった(長い時間やるときは結構大きいと思う)
性格:ようき 特性:ばけのかわ
実数値(努力値)H131(4) A142(252) B100 x D125 S162(252)
最速AS呪い痛み分けミミッキュ。
意地の火力が欲しい場面もあったが、最速ミミッキュや最速コノヨザルがかなりの数いたので泣く泣く陽気にした。
数的有利を取った後の詰めとして使うことやキョジオーンやヘイラッシャのような高耐久ポケモンやビルドイダイナキバや蝶舞ウルガモスのような積まれると取り返しのつかない相手に対する切り返しなど使い方は様々。
対面キョジオーンに勝てちゃうのが本当に偉い。
対面的な使い方以外にも、サーフゴーディンルーのようなサイクル選出をする場合もサーフゴーのCダウンリセットや技を拘り直す際にミミッキュをクッションにしてついでに呪いを撃つって動きも強かった。(脱出パックみたいな使い方)
性格:おくびょう 特性:クォークチャージ
実数値(努力値)H131(4) x B103(220) C180(196) D156(4) S182(84)
火力アップアイテム無しのパオジアンの氷柱落とし確定耐え
C 余り
この環境で蔓延してたハバタクカミの1つ。
ストッパーとしての性能が高く第二のミミッキュとして使っていた。
この子も対面的な選出以外にもサーフゴーディンルーなどのサイクル選出に混ぜて最後の詰め筋に使うこともあった。
ブーストエナジーのハバタクカミはこれ以外にも瞑想身代わり型や普通に最速アタッカーなんかもいたがどれにも共通して言えるのが、普通に殴り合っても強いため「絡め手を採用していても汎用性を落としていない」のが本当に強いと思った。
後でダメージ計算してわかったことだが、Cを削ってる影響で本来対面有利なテツノツツミに対してムーンフォースが乱数1発(56.25%)なので、ブーストエナジーを持ったツツミを対面的に処理するのであればマジカルフレイムから撃って2発目のハイドロポンプを受けれるようにするのがいいかもしれない。
性格:ようき 特性:わざわいのつるぎ
実数時(努力値)H155 A172(252) B100 x D86(4) S205(252)
ステロ展開にも行動保証を持たせられるスカーフを採用。
環境でこいつの上を取るのが最速エナジーテツノツツミであとは最速エナジーハバタクカミと同速くらいで、それ以外のエナジー持ちやスカーフ持ち対しては上を取ることができる。
一応甘える痛み分け型ハバタクカミの解答の1つだが、B振りハバタクカミはパオジアンの氷柱落としを1発は耐えてくるので、絶対勝てるというわけではない。
カイリューのアクアジェットで氷柱落としの圏内に入れることができるので、カイリューパオジアンと選出してる場合はかなり意味のあるアクアジェットとなる。
ステロ展開から龍舞して全抜き体制を整えたトドロクツキを上から完全封殺した時は脳から変な汁がでた。
技構成は基本となる3種とラス1対面で撃てる等倍最大火力のギガインパクトとしたが、ギガインパクトを撃つ機会は残念ながら1度もなかった。
テラバーストと先制技を採用しないと覚える技がそこまで多くなく、せいぜい絶対零度辺りが関の山か。
性格:ひかえめ 特性:おうごんのからだ
実数値(努力値)H175(100) x B117(12) C200(228) D112(4) S125(164)
H 16n-1
HD 無補正振り切りサーフゴーのシャドーボール最高乱数切って耐え
無補正振り切りハバタクカミのシャドーボール14/16で耐え
テツノツツミの水テラスハイドロポンプorメガネテラス無しハイドロポンプ確定耐え
S 準速キノガッサ抜き付近をまとめて抜ける準速ガッサ+3
低速サイクル等への崩し枠。
これまでのシーズンでもちょくちょく見かけた調整の眼鏡サーフゴー。
耐久ありそうに見えてガブリアスの地震やカイリューのハチマキ地震は普通に死ぬので過信は禁物。
有利対面ゴールドラッシュを撃てそうなら迷わずテラスを切った。
こいつの見た目全然強そうじゃないのに実はかなり強いところ 好きです。
性格:いじっぱり 特性:わざわいのうつわ
実数値(努力値)H231(4) A178(252) B146(4) x D124(188) S73(60)
HD 眼鏡C特化イーユイのテラスオーバーヒート確定耐え
火力アップアイテムなしハバタクカミのムーンフォース2耐え
眼鏡ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース確定耐え
(テツノツツミもハバタクカミと同じ)
S ミラー意識
A 特化。無振りガブリアス程度の耐久なら地震2発で大体倒せる(乱数2発91.4%)
圧倒的耐久力という点で行動保証のあるポケモン
このパーティのミミッキュ・ハバタクカミ・サーフゴーがテツノドクガにかなり弱いためそこに投げれる枠として採用。
特殊方面ではほぼ崩されないほど固く、HB方面は無振りだがパオジアンの氷柱落としを確定で耐える程度には硬い。
テラスタルを込みで出し負ける相手がほとんどいないため、初手に出してカイリューのような使い方をすることも想定したが実際はサーフゴーのサポートがメインだった。
チオンドクガのテツノドクガがサーフゴーのゴールドラッシュだけで崩しきるのが難しいため残飯のステロ撒きでもよかったかもしれない。
ただ一度A特化ディンルーの殴り合い性能を味わうとなかなか捨てれなくなる。
剣盾の頃のHAチョッキグラードンに近い存在かもしれない。
・主な選出パターン
・基本的な選出
+ ()から2体
とにかく1対1の殴り合いを制していく選出。
どれを出しても役割としては対面的なストップorスイープになるので技の通りの良さを考慮して選ぶといいかも。
ウルガモスやイダイナキバがいたらミミッキュを出さないと有利対面で積まれ取り返しがつかなくなるので絶対選出。
・カイリューを出しにくいけど対面選出したいとき(主にセグレイブ入り)
()から2体 +
初手にディンルーを投げてカイリューと同じ使い方をしていくか
ハバタクカミ・ミミッキュ・パオジアンみたいな選出で地道に1匹ずつ処理してラストパオジアンにスイープしてもらうか。やることはカイリューを出すときとほとんど変わらない。
・サイクル選出
+ (or)
イルカアーマーガアやチオンドクガやキョジオーン入りには大体この選出をしていく。
イルカアーマーガアは初手にサフゴを置いて裏にミミッキュ&ディンルーを置くことが多く、変身したイルカのウェーブタックルを耐えるためにディンルーでテラスを切ることになると思う。
チオンドクガは正直まだうまい立ち回りができていないが、ドクガから崩せるならハバタクカミを選出したほうが最後楽に詰められるような気はしてる。
キョジオーンに対しては自分はミミッキュで倒していたが、多分ハバタクカミでも倒せるので多分どっちでもいい。
正直まだこのパーティを自分自身使い込めていないのと、ほとんどの試合を対面選出する都合上サイクル選出の練度が足りてないのは否めない。
・キツいポケモン
・ハッサム
自分で構築を組むと何故か毎回重くなる。
今回に関してはストップ&スイープ役全員がハッサムに抜群を付かれるため過去1重い。好きなポケモンなのに・・・
・ロトム
こいつもいつも重くなりがち。
HBならラム持っていようが多分鬼火を撃ってくるのでブラフは通用しない。
いたらディンルーを投げてボルチェンをカットしつつ鬼火を食らいながらカタストロフィで削っていくしかない。
・キラフロル
こいつ自体ははサクッと倒せるのだがサクッと倒せるのが物理アタッカーのみなのでどうしてもどくびしを撒かせてしまい、裏で毒びしを回収できるポケモンもいなく毒びしもステロも痛くないのがサーフゴーのみとなる。
いつもカイリューから入っていたがワンチャンパオジアンから入って怯みを狙っていくのもありかもしれない。
・最後に
最終日構築もレートもなく散々だった上に最後追い上げたとは言えレート2000を達成できたわけでもないので胸を張ってよかったと言えはしませんが、最後まで頑張ったからか気持ちは結構スッキリした状態で終わることができた気がします。
いつも宣伝してますがつべで生放送(週1~2ペース)をやってるのでよかったら遊びにきてください。
このパーティを使ってS6序盤を潜る枠も1回は取りたいのでアーカイブができたら追記でこの記事にも貼っておこうと思います。
それではみなさん、シーズン5お疲れさまでした! S6も頑張りましょう!!